とある魔女の物語。

深夜の魔女の独り言。

とにかく、分からなかった。

どう生きたらいいのか、どう交流したらいいのか。

分からなかった。

いつも緊張していた。

兎に角「変!」と笑われることに敏感になってしまった。

どうも、私の行動は、「いわゆる一般的」ではないらしい。

学校という環境では、魔女のすることが、すべて浮いてしまう。

「変」=「人格の否定」ととらえた魔女は、

家庭環境もあいまって、「自分を出してはいけない」ルールを脳内で確立。

ということで、「観察」を覚えた。

「いわゆる一般的」の模倣に必死だった。

演技するスキルは身についた。

でも、しんどかった。

相変わらず人と交わることが分からない。

必要ないが本音だ。

でも、それをしないと「社会不適合」となるらしい。

12歳の時、原因不明の内臓の激痛が襲った時に、決めた。

のたうちまわりながら、心で叫んだ。

「あー、もうがんばらない」

自分を大事にしない生き方をすることにした。

超ー投げやり人生。

そして、大人になる前に死のうと思っていた。

の、割りに命を絶つ気はない。

ちょー中途半端にダメな人間として生きることで、環境に復讐しようとした。

自分で行きづらくしてただけなのに、なんか色々怨んでしまった魔女だった。

でもでもでも、そんなんじゃダメだーとかも思って、出家でもしてその道を極めようかと思ってもみた。

でも、丸坊主はいややなぁ・・・・・・あの時は、どこまでも考え方が中途半端な魔女だった(笑

もーどうしたいねん!

とつっこみたいほどの、ダメ人間な彷徨う感じが30歳まで続いたんだよー。

ダメな人の行動を、多分一通りやった。

お腹一杯やった。

ま、そん感じー。

どうすればいいかを教えてくれる人がいればよかったんだけどねー。

その時はいなかった。(と、思っていた)

でも30の時に現れたんだよー。

うちの旦那なんだけどー。

今では、しょーもないこと言うなーと、思うこともあるけれど(笑

感謝してる。

人生捨てたモンじゃない。

チャンスは全ての人に平等にある。

それを掴むか掴まないかは、その人次第。

30までの人生で、きっとチャンスは沢山あったんだと思う。

笑われた時には、笑いで返せよー。

そんなに友達いる?

自分は自分でいたい。独りで結構!

そういう堂々とした「自信」をもった自分でもいいじゃん。

とか、今の私は昔の私に言いたいことが沢山ある。

「方法はひとつではないー。全部自分で考えずに誰かに聞ければよかったね」

変な魔女だから好き。と言う人もいたかもしれない。

自分では大変なことだー!と思っていることに集中しすぎて、周りを見渡す余裕が持てないと、チャンスを逃す。

まー、自分で何とかできると「驕り高ぶっていた」んだねー。

子供の頃から、しょーもないプライドを抱えて、自爆したんだねー。

自分で勝手に大問題にしてただけなのに、あげく、「みんな敵だー!!」

とか、被害妄想にとらわれて散々な30までの人生だった。

あーもったいないことした!!!

多くの人が、色んな問題を人や環境のせいにしがちだけど、自爆が多い。

自分でせっせとまいた種を刈り取っただけ。

自爆が良いとか悪いではなく、それはみんな通過する「人生経験」の一つにしか過ぎない。

大切なのは「その経験をどう次に生かすか」

自爆・・・人生の失敗をどう活かすか。

わかんねー。時に、だれかいて欲しかったー。

そういう思いがあったから、魔女がその誰かをすることにした。

色んな方向性で、色んなやり方で、それは行われている。

魔女は、魔女と言う方法でやっている。

そんな、魔女の物語。

一般的に、というか基礎として、

全て受け入れてー。とか、

認めてあげてー。とか、

愛してあげてー。とか、

まー、それが真実だし、大事。

ただね、それだけでは語れない、上辺だけのきれいごとでは這い上がれない、

そんな、リアルな現実がそこにある。

そこを抉る。

抉り取る。それが仕事。

だから、魔女なんだよ。

自己受容するまでには、おぞましい自分の物語を見直す「生理整頓」が必要だ。

その腹積もりをさせるのが魔女業。

だから、優しくない。

いわゆる一般的な言葉を使うなら「優しくない」となるかもねー。

ま、そん感じ。

おやすみ。


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