心の病を持つ方が、「追い込み、追い込まれてゆく心理」
鍵は「認めること」
自分が病気だと認めるまでは、「ちゃんとできている自分」の幻想に振り回され、焦って自爆する。
周囲が認められないと、「ちゃんとして欲しい理想の相手」に振り回されて、焦って相手を追い込む。
そうやって、追い込まれた本人は混乱して、言動がおかしくなる。
できる許容を超えただけなのに、「ちゃんとできるはず」の幻想から抜け出せないから、現実を認められず「やっぱりおかしいのだ」という自覚だけが増してゆく。
ちゃんとできている。
ただ、自分のできる範囲が分かっていないだけ。
目の前で起きている、できている現実だけを見つめ、幻想は捨てよう。
心の病は、複雑な問題です。
色んな未解決の出来事の糸が絡んでいる状態なんです。
1つ1つ紐解いてゆかねばならない、とても時間のかかるものなのです。
それを認めてください。
すぐ治ることはありません。
どう、この病気と付き合うかを考えながら、1つ1つ紐解いてゆくものです。
それには、まず現状を把握していなければなりません。
こうである事実と、こうあって欲しい願望は違う。
混同することで、心の病を家族みんなでひどくしてゆく。
病気ではないことにしたいから、何も調べようともしないうちに、勝手な判断で、服用を止めさせようとしたり、順番を早めようとしたりしないでください。
確かに、不要な薬を出しすぎている場合もあります。
でもそれは、病院のせいばかりにできません。
自分のことは自分で把握する。
それができない場合は、家族が把握して、自分たちで結論を導き出さねばなりません。
丸投げしておいて、治らないだの、被害を受けただの、いうことは道理として通りません。
「こうあってほしい」からの行動は、無責任であり本当の愛とはいいがたい。
本当の愛とは、「今の現実を認めて受け入れる」姿勢だと思います。
私は薬草魔女として、ハーブティーを交えた心理カウンセリングを行っています。
ハーブはあくまでサポートであり、薬ではありません。
薬を止めたいあまり、ハーブでなんとかなると、都合よく考えてハーブ療法に傾倒しようとする方がいます。
ハーブ療法は、ハーブティーで気分転換し、魔女たちとの会話の中で、徐々に認知を変えるという、メンタルケアのサポートとして行うものであり、治療ではありません。
これは、私の体験から語っています。
今日は、思うところがあり、久々に真面目モードで書かせていただきましたー。