自由に生き通したおじさん。

「今日、自分と言う人間を生きていれば、

きっと、いつかどこかで誰かの役に立ってるもんだ。」

そういうことを教えてくれたのが、

私の姉の父。

私のおっちゃん。

末期がんで、先日亡くなりました。

なくなってました。

実に勝手に死にました(笑

私の知らない間に死んでた(笑

実におっちゃんらしい死に方でしした。

死んだ後に、報告に来るおっちゃん。

あんたねー、泣くになけないじゃん(笑

そういうとこは、変に気を使えるおっちゃん。

一人で生きて来たような顔して、

自由人の母を叱ったりする私だけど、

こういう自由に生きてきている人がいるからこそ、

私がいる。

どんな人も、ありがたい!!

本当にありがたい!!

ほんと、迷惑。

借金、ギャンブル。

母と一緒にいる時は、散々暴力を振るった上、

金を使いまくり、借金しまくりー。

そんなおっさん。

母と別れた後も、ずっと迷惑な人全開!!

いえーーーーーーい!!

でも、自分の欲には忠実に生きた人。

役立たず?

違う。

私たち家族が、路頭迷った時、

何も言わず受け入れて、かつ養ってくれた人。

自分の生活もままならないのに、

すっかり受け入れて、私たちがしっかりなるまで見てくれた人。

社会に適合できるそこそこ頭のいい人間は、こういう人間たちを馬鹿にするが、

社会になじめず上手く生きれないからこそ、助け愛を知っている。

どん底のときの気持ちを知ってるから。

プライドもクソもないくらいの世界。

子供の頃は、すごくおっちゃんを内心バカにしていた。

「ああはなりたくない」と思いつつも、世話になっていた。

「感謝がない!!」

今の私なら、過去の私にそういって叱るなー。。。

役に立たない人間なんて一人もいない。

ただ、上手に生きるすべを知らないだけ。

自分にトコトン甘い生き方を選択する権利もある。

その人が自由に生きる権利を認めつつ、かつ自分の生きる権利を守る。

私は、同じ自由人として、おっちゃんの生き方は受け入れられないし、

関われない部分も多々あったが、

本当に、あの時、家族丸ごと受け入れてくれた懐の大きさに、

感謝してる。

ありがとう。

完璧な人間なんていない。

人の悪い部分を見てバカするより、

その人の良い所と付き合いたい。

そして、悪い部分は、こころから「悪い」といいたい。

そういう人間関係の輪を築いていく。

「今日、自分と言う人間を生きていれば、

きっと、いつかどこかで誰かの役に立ってるもんだ。」

これを忘れずに、魔女は、今日も魔女らしく生きる。


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