[雑記]時代の変化

私が薬草魔女を前面に出して10年ほど、、、おまじないTeaも10年、、、。
15年前に人生の大きな決断をしたことに、ある程度の結論を出すことができたと、心から思える自分がいます。

というしみじみな思いもつかの間、世界的に大きな変化の時に入ってしまいました。。。
が、日々淡々と自分のすべきことを見つめ、必要な調整を加えつつ次の目標に向かっています。

昔の私は、本当にどうしようもない人間でした。
個人差はありますが、大抵、自分の可能性が認められずネグレクト状態で、抑圧しかない環境で育った子は、ある日我慢の限界が来ると、ひきこもるか、非常に短絡的で自由奔放に生きるようになります。
その自由奔放は、無責任で自己破壊的で、周囲も巻き込んでいきます。

29歳の時、自分がされたことを子供にしてしまう負の連鎖を断ち切るために、2人の子供と離れる選択をしました。
子供がかわいそうとか、逃げただけだとかいろんな意見を頂戴し、ひどく自分を責めた時期もありました。

心理士になり、たくさんの方の心の相談を行うようになって、「答えなんかなく、大切なのは決めるかどうかだ」と気づきました。
それぞれに人生のドラマがあり、その都度考え、苦しみ、決断していきます。
決めたことに対して、どんなリスクがあり、何をする必要があるか、周囲の反応に対してどうこたえていくかなど、よく吟味し決めたことであれば、間違いなんてないと私は思っています。
「目の前にあるのは問題なだけ、どう解いていくかだ」という考え方に変えてから、すべてが好転しました。

誰かが決断するのに苦しんでいたら、一緒に自分なりの答えを探して、その方が本当に心から決断できるようサポートできる人になろうと走り始めて今に至ります。
また、人生を進んでいくうちに、これまでずっと自分を苦しめていた「感性の高さ」がこの仕事にはとても役立つことに気づきました。
薬草は私が、人間として成長するうえでとても助けになってくれました。
心を見る目る時には、同時に体の変化も観察します。

・劣悪な環境で、自己の存在を認められることなく育った人間でも変わることができることを伝えたい
・子供がいつかどこかで私を知った時に、「やっぱりな、残念」なんて言われない人間になる
・心も身体も健康で自分の人生を謳歌する方法を伝えたい

この思いと一緒に、ただがむしゃらに走ってきました。
これらの目標は、ある程度達成できたのではなかろうかと思えるようになっています。
そして10年もたつと、子供たちは社会に出る歳になるのだと気づいた時に、子供たちに恥ずかしくない生き方をもっと見せて、そして、次の世代の子供たちに自分が伝えられる知恵は何でも伝えたいと思うようになりました。

このようなわけで、学生・新社会人の相談窓口をこそっと作ってみたりしました。
これには私の個人的な感情も入っています。
私が若かったら、薬草魔女に会いに行きたかった。

どうして自分がこんなに敏感なのか教えてくれる人はどこ。
薬草魔女というファンタジーの世界観をあざ笑ったり責めない人はいないのかしら。
現実を見ながら、ふわっと夢で包んで、薬草で癒して欲しい。
生きる厳しさも、人のやさしさも教えてくれる薬草魔女に会いたい。

今の子に薬草魔女は必要かしら。。。と思いつつ、こしょっと扉を開けてます。