第15話 鍛冶屋どくだみの魅力

鍛冶屋どくだみ

魔女「おにおいが、おにおいざんすー。だがしかし嫌いじゃぁ~ない!!」

鍛冶屋どくだみ(以下どくだみ)「おれの魅力がじわってる、じわってる(笑)」

魔女「生い茂ってくるとオーマイガーなるけれども、基本的に求める香りー。全て心身の毒をすべて流してくれる感じがする。そしてどくだみくんの打つ包丁は何でも切れ味抜群!」

どくだみ「刃物も俺も刺激が魅力!寄せ付けない香りは身を護るためのもの、万が一毒を身に受けても流すだけの力がある。そしてこの斧でもって不要なモノをバッサリ切ってしまうんだ!」

魔女「たのもしー!!パチパチパチ、ま、おにおいが、おにおいがだけどもねー」

どくだみ「偏っているとそれしか受け付けなくなる、実はそれによって人は道にそれていくこともある。あらゆることを経験し、その中で己の知ることが大切なんだが、慣れたところから変わることが難しくなると、俺を嫌がるようになる。好き嫌いは危険を察知するセンサーなんだが、そのセンサーがぶっ壊れてることもあるってわけ。おれはあえてそのことを知らせる強い香りを放って、本気で変わりたいと望んだ人々の心の偏りをバッサリ斬って捨ててんだ」

魔女「かっこえーのぉー。俺を飲んでみやがれ!必ず結果出すぜという自信を煎じて飲みたいっす。てなわけで、どくだみちゃも頂いてかえるー」

どくだみ「おう!頼まれてた包丁ピッカピカに磨き説いたぞ。切れ味も楽しんでな」

魔女「ありがとー、マリーが喜ぶよ♪」

どくだみ「ま、マリーさん、げ、元気か。。。俺あの人苦手なんだけどさ、なんか、、、なんか気になるんだよな。考えると寝れねーんだ。熱っぽくもなるし」

魔女「あー、恋ですな。恋という病じゃ。そりゃーどくだみも効かないやっつぅー」

どくだみ「うー。。。」

魔女「そいや、マリーはサバイバルナイフ欲してたなぁ。。。手渡しがいいのかぁな。。。」

どくだみ「う、うー。。。」

 

その後とっておきのサバイバルナイフをこしらえて、マリーに手渡ししたどくだみだった。
サバイバルナイフの使い方を指南し、それにマリーはいたく感激し喜んだ。
が、しかしマリーはネトル王子に恋している、、、魔女的にはどくだみくんとがお似合いだと思っているが、、、さてはてどうなるこの恋!!!

※第3話 https://yakusoumazyo.com/herbal_fairies/3/#more-5078

第3話 マリー(ゴールド)メイド長の恋

(日本の三大民間薬の一つどくだみ)
生い茂ったドクダミたちは、独時の香りを放ちます。
刈り取った後も強く残るこの香りが苦手な人は多くいます。
この香りは「デカノイル‐アセトアルデヒド」という物質からのものであり、これが細菌やウイルスの活動を抑える働きをします。(ドライにすると香りはなくなり効果は期待できません)
乾燥させたどくだみ茶は解毒のプロです。
クエルシトリンによる緩下・利尿作用、さらにルチン(ビタミンP様の働き)により毛細血管を強くし血圧を安定させます。
また胃炎、副鼻腔炎やアトピー性皮膚炎などの炎症を抑える効果もあります。
カリウム(塩分排出)が多く含まれておりむくみ改善も期待できます(腎臓の弱い方は摂取量注意)。

(活用法)
生のドクダミは天ぷらにできます。
花が咲く前の柔らかい葉はサラダにもOK。。。勇気があるなら(笑)

乾燥ドクダミは、煎じてお茶として飲用します。
陰干しで程よく色が残った状態で乾燥させ、その後フライパンで炒って仕上げます。
ブレンドするよりはシングルで、目的をもってその改善のための短期間飲用をお勧めします。
お風呂に入れてスキンケアとして用いれます。

チンキ剤は、ローションにしてスキンケア(ニキビ・皮膚炎)に用います。
またはスプレーにすれば虫よけになります。
花も一緒にチンキ剤を作るのがポイントです。

代表の私は、赤ちゃんの頃からアトピーで、小学生のころひどくぶり返した時にドクダミが救ってくれました。
そこから植物の薬効に興味をもち、今に至ります😊