第5話 エルダーフラワーかーさんの日常


エルダーフラワーかーさん

(古代からみんなに愛されて活用されてきたエルダーフラワー)
別名を、西洋ニワトコといいます。
歯痛から疫病までと、西洋では万能薬として親しまれています。
可愛い花はティーに、実もジャムなどにして食べれます。
ただし、、、無暗に木を切ってはいけない。。。
呪われると言われております。
魔女の木とも言われ、薬草魔女の愛用の草花でもあります。
コーディアルにして風邪予防ドリンクにも♪
子供から大人までケアする、超デキる妖精、
今回は、そんなエルダーフラワーちゃんとのお話ー。


魔女「エルダーかーさん可愛い花なのに、、、切ると呪うんだ。。。」

エルダーかーさん(以下かーさん)「イケメンが切るならいいのだけど、、、それ以外は呪うこともあるかなー♪」

魔女「う、うん。。。朗らかしているエルダーかーさんの口から、イケメンとか呪うという言葉がサラリと。。。なんだかせ怖いな。。。」

かーさん「あらそう?(ニコニコ)んーと、古代からずーっと人間の戦争を見てきてるからねー。いたずらに折ったり切ったりする傲慢な人には、怒りの鉄槌を振る舞うことにしたのよ(ニコニコ)」

魔女「う、うん。そうだったんだね。。。ふ、振る舞うんだ、、、なんだかごちそうみたいだね、、、(ニコニコが怖いー!笑顔の裏が怖いー!!)」

かーさん「人間のお陰様で、かーさん何度も切ったり燃やされたりで、生死をさまよっったのよー♪でねっ、ある日戦場をさまよっていたらカモミールとーさんと出会ったの❤運命の出会いってやつだわっ✨」

魔女「あぁ、だから二人とも可憐に見えて、ど根性がすごいんだね。。。二人ともいざという時の行動力半端ないもんね。人間に効き目与えちゃってまーす!って速攻癒しと治癒を与えるもんね!」

かーさん「うふふっ。魔女、今後も人間たちに大いに私たちの言葉と役割を伝えてくださいね」

魔女「そこはモチのロンよ。エルダーかーさん」

かーさん「あ、私、そういうオヤジ的なノリ嫌いなの。呪っちゃうぞー♪」

魔女「エルダーかーさんの、そのニコニコしながらハッキリ言うの好きよ。。。なんか染みるのよボディに、、、効き目最高(笑)」

かーさん「あら、ありがとう。さぁさぁ子供たちに晩ご飯の支度をしなくてはっ!魔女ご機嫌な午後ティーでしたよ♪それではごきげんよう」

魔女「またねー」

マリーメイド長(以下マリー)「相変わらずの威厳オーラでしたね」

魔女「威厳というか、、、暗黒面が時々チラリというか、、、。エルダーかーさん、見た目と声もかわいくて話し方もキュートなんだけどさー。時々ふっとボディに効かせる言葉いうんよねー(笑)過酷な戦争経験がにじみ出とる。うんうん」

マリー「なんだかわかる気がします」

魔女「そうだね、性質も歴史も違うけど、マリーの経験と通ずるものがある気がするよ」

エルダーかーさんは、妖精国の皇后です。
夫の皇帝は、カモミールとーさん。ネトル王子は二人の息子。
妖精(エネルギー体)なので種はかんけーなし。

エルダーかーさんは、全妖精の母なるエネルギーとして座し、赤ちゃん妖精たちに生命力を与え育てています。
かーさんの下である程度まで育つと、子供が親になる妖精を決めます。
この時には、同じ種の親を選ぶことになります。
これは人間でいうと弟子入りのようなもので、同種としての個性(薬効)を磨き、一人前の妖精になるように育てられます。
赤ちゃん妖精は毎日元気に自由に振る舞います。
かーさんはその元気に楽しく振り回されてはいるものの、時々ちょっと疲れることもあります。
そんな時には、、、魔女のところに生き午後ティーを楽しむのでした。

おしまい。

※【薬草魔女Mayaからのぉたより。】第20号 2014.10.31 改訂


(ブレンド例)
風邪予防
エルダーフラワー※ + エキナセア※ + ジンジャー + リコリス
体質改善
エルダーフラワー※ + バードック + ワイルドストロベリー
美肌
エルダーフラワー※ + ローズヒップ※ + ローズレッド※

※薬草専科・初級講座で学ぶハーブティーです。

(その他)
🏵️ドライハーブで作る超かんたーん。コーディアル

エルダーフラワー(ドライ) 15g
てんさい糖100g※
レモン 1個
水 200ml

1.湯を沸かし、エルダーフラワーティーを作る。
2.レモン1個を絞り、レモン汁をつくる。
3.濾したティーに、砂糖を溶かす。
4.レモン汁を入れ、5分ほどとろ火で煮る。

完成!
水や炭酸水で割ったり、アイスやヨーグルトにかけたりと用途は様々です。
ティーにジンジャーを加えると、さらに風邪予防にGood✨

※エリスリトール(製品:ラカント)・フラクトオリゴ糖でもOK!

次回は「第6話 魔女見習いローズの決意」です!