「チャンスをつかむ人は、人の心に花咲かせる」

2022-05-18

「チャンスをつかむ人は、人の心に花咲かせる」

私の下で学ぶ生徒さんのほとんどが、素敵なハーブの魔法を求めるその裏で、人生にも大きな変化を求めて門をたたく。
薬草魔女というふわっとした女の子が好きそうな魔法の世界を見せながらも、実は足元ではバタ足の連続なのである。

生徒さんとの信頼関係ができたあたりで、本腰を入れて変化の道に入るときに伝えていることがある。

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「新しい目標持ち進む時に、必ず足を引っ張る人が出てくる。

それは親かもしれないし、夫・妻かもしれない。
仲良くしていた友達かもしれない。

さらにこれまで無関心であった人が、急に距離を詰めてあれこれと言ってくるかもしれない。

突然のことに、まるで自分が悪いことをしているように思ってしまうこともあるだろう。
当面は様々に思考し悩むかもしれないが、情に流されず距離を持ち、必要なら縁は切ったほうがいい。
これまでの関係が切れる感覚は心寂しく感じるかもしれないが、それを上回る出会いがあるから大丈夫!

そして、この現象は誰が悪いのでもない。
自然に価値観が変われば距離はできるが、寂しいとか感情が優位になり、
あなたの成長と発展を応援できなくなっているだけ。

だから、強い意思表示は相手のためでもあるのです」

変化の道を行くときに思いもよらぬ人たちが、まるで駄々っ子のようになり、あれこれと理屈をこねてべたりとくっついてくる。
これまでの関係性から「自分は間違っているのか」と思ってしまうかもしれない。

それでもあなたは歩みを止めてはならない。

その人たちは不機嫌をあらわにしながらも不機嫌ではないと言い、こちらが話す言葉で主張が二転三転することにめまいがするだろう。
「自分がそうさせてしまっているのか」と心苦しくなるかもしれない。

それでもあなたは歩みを止めてはならない。

そもそも、その人たちはこれまで貴方に本当の意味で「思う心・知る心」を寄せていたであろうか。
言動を思い返してみるといい。

確かに、すべては絶妙なタイミングでつながれており、その時は必要で結ばれたかもしれないが学びの終わりは必ず来る。
しかし、互いに縁をつなぎその学びを終えたとしても、心地よい距離でもって時に離れ時に近づきながら続いていく。

互いに関心がない時期があることは悪ではない。
もしすべての関係において関心を寄せ続けていれば人の自我は崩壊してしまうだろう。

足を引っ張るということは、あなたが変化することに対して不都合な理由があるということです。

そのように負の感情にとらわれ、あなたの自然な流れを乱したくなる我儘(人)とは縁を切ることが思いやりです。
自分の都合で人の人生を支配する罪を犯させない。
どんなに過去に恩義があっても足を引っ張る人とは縁を切る。
互いのためだからです。

それぞれに心地よい距離間・場がある。
相手が心地よい場所に行こうとしてるところを引きずりおろして、何かと理由をつけて無理矢理に自分の近くに置こうとする人。
場違いの場所に土足で入り込んで荒らす人。
嫌な気分にさせることしか言わない人。

離れてよし。切ってよし。

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薬草魔女に興味持ったことがきっかけで、自分の望む生き方に進んでいく。
薬草魔女のライフスタイルが定住の地ともなれば、自己の望む道の中継地点かもしれない。

進む中でさらに新たな場が見えてきたなら、その時は迷わず次に進んで欲しい。
喜んで送り出す。

慣れたところから新しいへ向かうには勇気が必要だ。
新しいことよりも慣れていることのほうがストレスが少ないからだ。
ゆえに、これまでの居心地の良さが違和感に代わっているのに葛藤してしまう。
しかし進まねば望みは叶わない。

人間、現状維持して守りに入ると弱くなるが、冒険のために捨てると強くなるものだ。
何もなくなることを恐れず、ただ己の描く方向に必要なことに夢中になってこそ魔女の生き方を体現していると私は思っている。

チャンスをつかむ人は、未来に意識を向けその時出会う人の心に花咲かせ
チャンスを逃す人は、過去にとどまりながら未来に進む人の足を引っ張る

「過去を生きる亡霊ではなく
今日出会う人とともに周囲を明るくする人」

それが薬草魔女という生き方であること、あなたらしさを輝かせる生き方であることを忘れないでほしい。

チャンスをつかみ、人の心に花咲かす魔女であれ。