知る心が最短コース。

2022-06-21

『広い世界を知る機会を与えられていない・与えていないのに、

今知ってる情報や興味だけで進路を決めるのは、時に苦しみをもたらす』

何をしたらいいのかわからず先が見えないのは、材料がないから当然のことと考えてみて下さい。
今までの自分にないことを、ちょいと背伸びしてできるようになろうとするときには、今まで通りをしていては変わるはずもなく、背伸びできる分の情報と経験が必要です。

しかしながら世間は「目的をもって生きよう」「ゴールを決めよう」「したいことをしよう」と大まかにしかヒントをくれません。
また、「興味があるところから」「好きなことから」とも言いますが、それすらわからない時にいると、まるで自分は何も感情がわかないダメな人間と感じてしまうかもしれません。

興味は「知らないを知るに変える」ということです。
まずは「興味」を育てるためになんでも知る心で見て・触れての繰り返し(経験)が大切です。

好き嫌い(苦手)は過去の記憶(学習)にしかすぎません。
記憶を新たにすることで選択肢が広がります。
自分の好き嫌い(苦手)という過去の常識で判断しても、道の新しいが見えるはずもないのです。

しかしながら、この好き嫌い(苦手)という学習は厄介なもので、特に嫌い(苦手)なことには危険を感じて無意識に避けようとします。

もちろん、無理に嫌いをチャレンジする必要はありません。

興味も何もないし、それをしたところでモチベーションも何もわかないけど、「今世界を広げる時」と思考を変えて、できることから手を付けてみる。

中途半端になってもいい。やってみる。
興味が育たなければやめる。

このことはできると思うのです。
この何の感情もわかないことの中に、「興味」が隠れています。

探す冒険に出てみるのはいかがでしょうか。

これまでの思考は安心(コンフォート)を与えますが、現状維持するだけで発展はありません。
変化を望み新しいことをすることによって一時的に不安が襲いますが、できることからスモールステップを踏んでいくうちに新しい安心を作り出します。
いわゆる環境適応です。
この繰り返しが「自信」を育てます。
さらに、自分で育てたという自信が「自己肯定感と自己効力感」を育てます。

『知る心を育ててください』

ただこうすれば間違いないのだと「いわれたこと」をするだけでは、いつしか心むなしくなり自分を愛せなくなります。
こんなことをするために生まれてきたのではないという心の叫びは「涙」となって表現されます。
自分の意志で決めているはずなのに、なんだかむなしくなり悲しく、そして憂鬱になった時には、「成長したがっている自分がいる」のです。

コンフォートゾーンから飛び出すのは勇気がいりますが、ほんの少しの「これならできる」の繰り返しがじわじわとゾーンを広げ、ある日「突破」する力を育ててくれます。

結果ばかりを考えると、できそうにもないと感じてしまうかもしれません。
どのくらいの期間かかるのだろうと途方に暮れてしまうかもしれない。

知る心でもって考えずただ今を生きてみてください。
「これならできる」今を見つめて、小さな成功体験を積み重ねることが、最短コースです。